人生色々
目安としていた約束の日が3日ほど過ぎた 連絡手段のない先方なので直接訪問した ちょうど今頃の桜の終わりの季節だった 彼女のアパートは木造2階建てだが、築浅で小綺麗だ 駐車場に車を停め、部屋の前に立つと胸のあたりがすっと冷たくなった 玄関のドアノ…
真面目な好青年と幼さの残る少女の悲しい恋の物語 シェルブールの雨傘 まるで天が流す涙のようなオープニング 目を見張る素敵なインテリアやファッション 対極の現実が冷酷に時計の針を進める 無垢が切断され糸の切れた凧のように 他人事を眺めるように諦め…
職場にいたとある人の場合 彼は長期休暇の時には世界中を旅行していた 彼の定年ひと月前に2人で話をする機会があった 長い間、毎朝乗る電車に気になる女性がいたのだが 恐らく既婚者だろうと思っていたそうだ しかし来年にせまる定年 退職すれば会うこともな…